北里大学獣医学部の受験対策
2024/10/24
北里大学獣医学部は、獣医療の最前線を支える優れた教育機関として知られています。第一学年は相模原キャンパスで他学部の学生も同様に基礎的な学びを進めますが、二年生以降は青森県の十和田にある広大なキャンパスで獣医学部だけの専門領域を学んでいきます。このコラムでは、北里大学獣医学部の受験対策について詳しく紹介します。獣医学部の入試は競争が激しく、高い学力と専門知識が求められます。志望校として選ぶ学生にとって、効果的な対策が必要不可欠です。本コラムでは、具体的な学習法や受験スケジュール、予備校を活用する際のポイントなどを提供し、受験生が合格に向けて万全の準備を整えるための情報をお届けします。また、体験談や先輩のアドバイスも交えながら、実際に受験を乗り越えた学生の声に耳を傾け、役立てることができる内容を目指しています。北里大学獣医学部への一歩を踏み出すための道しるべとなることを願っています。
目次
北里大学獣医学部を目指すあなたへ!一般選抜へ向かう第一歩
北里大学獣医学部を目指すあなたへ!北里大学獣医学部は、先進的な獣医療教育を提供するだけではなく、研究の実績などもあり、近年非常に人気が高まっています。よって、受験の競争も激化しており、志望する生徒は高水準の学習到達度が求められますので、具体的な受験対策が重要になってきます。まず、基礎学力を強化することが不可欠です。同大学は出題の難度よりなにより、設問数の多さが目につきます。最終的には「速さ」も必要になってくるわけですが、その前の段階として如何に「正確に」解答することができるかがポイントになってきます。難問は置いておき、基本~標準レベルの問題演習を通じて解法力を身につけましょう。
英語
試験時間60分。大問数は4~5題。一昨年から文法・語彙の整除問題がなくなり、会話文の読解問題が出題されるように。英文や設問自体の難易度は標準レベルと言えるが、全体の文章量は多く処理速度が重要になってくる。ここ数年は出題傾向の変化が続いているので、直近の過去問演習をしっかりと行い様々な出題形式に慣れておくことがポイント。
数学
試験時間70分。大問数は2題だが、小問集合が含まれるので、出題の総量は一般的な試験と変わらない。微積分が頻出。数列、ベクトル、三角関数、指数・対数も出題頻度は高いので要対策。教科書の例題や章末問題を押さえておけば対応できるレベルの問題が多いが、些細なミスが命取りになってしまう可能性があるため、丁寧な計算作業を習慣化することが大切。
化学
試験時間60分。大問は5~6題。全問マーク。有機・無機の知識問題も多く取り組みやすい一方で、化学平衡、気体の法則、結晶構造などの計算問題も含まれるので速く正確に解く練習が必要。対策としては問題集で頻出項目の知識を押さえることと、計算ミスをなくすよう演習を繰り返すこと。基本知識や原理を理解して化学の各単元を整理し終えてから過去問に取り組むことが望ましい。
生物
試験時間60分。例年大問数は3題。全問マーク式。マーク数が45~50と試験時間に対して非常にタイト。複数解答問題もあり、難易度を上昇させている。代謝分野、分子遺伝の分野から繰り返し出題されているので、念入りに学習しておくことを薦める。
物理
試験時間60分。大問数は3題で全問マーク式。大問1が小問集合、2が力学、3が電磁気という傾向が続いている。難易度は教科書傍用問題集の基本、一部発展レベル。時間的には厳しい設問数なので、解く順番を考えながら正確に答えを出す訓練を重ねてほしい。
以上が北里大学獣医学部の一般選抜試験の概要です。合格に向けて着実にステップを進め、北里大学獣医学部の門を叩くための準備を整えましょう。
競争を勝ち抜くために!学校推薦型選抜のポイントはココだ!
北里大学獣医学部への進学を目指す皆さんにとって推薦入試も大きなチャンスといえるでしょう。北里大学で一般選抜と異なる試験は学校推薦型選抜(公募と指定校)、産業動物獣医の養成を目的とした地域枠特別推薦、そして学士入学試験となっています。その中で公募推薦をピックアップしていきますが、2025年度入試から出題形式の変更が公表されています。同大学は比較的、試験制度の変更が見られる大学であり、以前は現役生のみ出願可能なA方式、1浪生まで受験可能なB方式とわかれており、それらを統合して1浪まで、出願条件3.5以上となり、さらに出願条件が厳しくなり、現在は3.7以上の成績の生徒しか受験することはできません。また、内容は学力試験と面接なのですが、この学力試験は記述式を含み、難易度も他大学と比べると高いものになっていました。そんな中で、2025年度入試ではこの学力試験が「小論文(英文を含む文章の読解論述型、資料分析型、理科論述型90分)に変更されます。しかし、一般的なイメージの小論文は課題文やテーマを示され、自分の考えを述べるものですが、この場合の小論文は英語、数学、理科にまつわる設問であることが予想されます。ただし、北里大学獣医学部動物資源科学部の推薦では文章を書かせる小論文(昨年はアニマルウェルフェアに関するもの)が出題されていましたので、一般的な小論文の対策も行っておくことが望ましいでしょう。小論文が配点150点、調査書40点に対して、面接は10点の配点ですので、あまり大きなウエイトがあるわけではありません。過去の受験生の聞き取りでも、質問に対して深堀されるというよりは、順を追って質問がありそれに回答していく形で進んだという話を多く聞きましたので、想定される質問(大学の志望理由や、大学で学びたいこと、高校生活で頑張ったことなど)の準備を進めておけばよいでしょう。
合格への鍵はスケジュール管理!共通テスト利用に向けて
北里大学獣医学部の受験対策において、共通テスト利用入試を活用するか否かもポイントの一つとなります。これは他大学獣医学部を目指す場合と同様の見解になりますが、国公立大学をメインに考えている場合は共通テストを活用するべき(したい)でしょう。反面、私立大学のみを検討する場合は優先順位は下がると思っていただいて結構です。その理由はシンプルで、大学側も共通テスト利用は国公立に合格しうる上位層に活用してもらうために設けているものであり、実際の入学者はそこまで多くはないのが実状です。入学定員の多さも一般選抜の前期試験が最も多い上に、大学独自の問題なので過去問対策がより効果的ですので、一般入試対策を充実させるほうが効率的なのです。
この辺りは、実際の志望、模試などの結果を踏まえて検討していただければと思います。北里大学の共通テスト利用は前期3教科・5教科型、後期3教科型がありますが、昨年それぞれの合格最低点は76~84%となっていますので高い水準であることがわかると思います。受験勉強をうまく進めるためには効率的な学習計画を立てることが不可欠です。まずは、自分の学力を把握し、弱点を明確にすることから始めましょう。そして、学習目標を設定し、日々の勉強時間を管理することが大切です。例えば、1日の勉強時間を確保し、主要な科目に分けて計画的に学習を進めると良いでしょう。 また、模擬試験を定期的に受けることで、自分の実力を把握し、できていない部分の復習を優先的に進めていきましょう。
賢い選択!予備校選びであなたの可能性を広げよう
北里大学獣医学部は、優れた獣医師を育成するための高度な教育プログラムを提供しており、非常に人気のある大学です。受験対策において、予備校を活用することは非常に重要です。なぜなら、豊富な情報、質の高い指導と専門的なカリキュラムが、受験生の合格へ向けた大きな助けとなるからです。獣医学部に向けた対策は一般的な塾、予備校では対応していないことが多いでしょう。大学数、受験者数も多くはないため、情報が出回らないことが大きな要因でしょう。その中で、メディクールのように獣医学部指導を専門にする予備校では、受験情報をまとめた資料から、各大学の出題傾向を熟知した講師陣による指導で合格をバックアップしていきます。オンライン授業や個別指導など、さまざまな選択肢がありますので、全国どこにいても受講可能です。また、専門指導に加えて、先輩の体験談や、成績推移を参考にすることもできます。合格体験を持つ先輩からのアドバイスは、実際の受験準備に役立つことが多く、実際に合格した先輩の成績と自分を比べることで勇気をもらえることもあるでしょう。このように、適切な予備校選びが、北里大学獣医学部合格への第一歩となります。
北里大学獣医学部合格への道!あなたの努力が実を結ぶ時
北里大学獣医学部に合格するためには、コツコツとした努力と効果的な学習方法が不可欠です。まず、入試科目を明確にし、それぞれの科目ごとの重点を理解することが重要です。特に生物や化学は、獣医学の基礎として大きなウェイトを占めるため、早めの対策を心がけましょう。次に、過去問を分析し、出題傾向を把握することで、効率的な学習が可能になります。予備校を選ぶ際は、専門的なカリキュラムを提供しているところや、実績のある講師がいるところを選ぶと良いでしょう。さらに、同じ目標を持つ仲間との情報交換や勉強会も、モチベーション維持に役立ちます。また、先輩の体験談は貴重な参考材料です。合格を果たした先輩のアドバイスを積極的に取り入れることで、成功への道筋が見えてくるでしょう。焦らずに自分のペースで努力し続けることが、合格への最短距離です。