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獣医系大学紹介「関東編」後半

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獣医系大学紹介「関東編」後半

獣医系大学紹介「関東編」後半

2024/09/13

獣医系大学紹介

「関東編」(後半)

さて、こちらでは獣医学部のある大学を地域ブロックごとに紹介しています。今回は前回に引き続き「関東」編、その後半をお話させていただきます。今回は関東の神奈川県にある私立の「麻布大学」と「日本大学」をピックアップしていきます。

 

麻布大学は神奈川県相模原市にあり、獣医学部と生命環境科学部を有する自然科学系大学です。日本の獣医系大学で最多となる40もの研究室があり、幅広い分野に対応した環境が整っています。都市部にあるため小動物臨床への強みはもちろんですが、産業動物の実習棟も学内にあるため移動などの負担なく産業動物についても学ぶことができます。また、卒業生の数も全国最多となっており、在学中のみならず卒業後のつながりも非常に強いのが特長かと思います。

 

日本大学の生物資源科学部は神奈川県藤沢市、湘南キャンパスで学びます。こちらも都市部にありながらも東京ドーム12個分ほどの広大な敷地面積を有しており、国内最先端の機器が揃う附属動物病院のANMECに、牧場や大動物の実習施設も備わっています。また、総合大学のスケールメリットを生かした縦横のつながりも魅力といえるでしょう。

 

 

続いては皆さんが気になる「受験」について。

麻布大学の獣医学部は学校推薦型選抜、一般入試Ⅰ期B日程、E日程、一般Ⅱ期に共通テスト利用入試も実施されています。メイン試験である一般入試前期に相当するのはⅠ期B日程です。E日程も近接していますが、各科目60分で実施されるB日程に対して、他学科共通問題で3科目で120分で実施されるE日程は難易度が異なってきます。全体的に設問数も多く、少しクセのある出題も見られますので過去問対策が重要です。生物では完答しないと正解にならない複数解答問題なども特徴的です。学校推薦型選抜は現役生のみが受験可能ですが、出願条件(学習成績の状況)がありませんので、受験しやすく例年非常に多くの受験生が集まります。設問自体の難度は高くありませんので、高得点の戦いになりますし、小論文や口頭試問も課されますので、多角的な準備が必要な試験となっています。ですが、浪人生との競争を避けることができますので、現役生は受験を想定しやすい推薦とも言えます。

 

 

日本大学は一般入試A方式1期・2期、全学部共通問題のN日程、学校推薦型選抜が主な入試となります。日本大学獣医学科の入試問題は多少のばらつきはありますが、全体を通じて難易度は旧センター試験に近い印象であり、多くの受験生が“解きやすい”と感じる問題構成になっています。合格最低点は偏差値換算で公表されますが、素点でも80%前後の得点が合格ラインとなるほどの高得点勝負となります。学校推薦型選抜は英語、数学、そして国語の3科目の試験と面接で、国語を課す点が非常に特徴的といえるでしょう。推薦入試の基礎学力試験も設問自体は平易ですので、満点を目指すような試験だと思います。1浪生まで出願が可能なので、浪人生にもチャンスがありますが、現役生と浪人生で差がつきやすい理科の科目がありませんので、現役生も十分合格を狙うチャンスがありますので、一考の価値はあるといえるでしょう。

 

 

以上、今回は関東地方で神奈川県にある獣医系大学を紹介いたしました。数が少ないとはいえ、獣医系大学の特徴や、試験のポイントなどを一つひとつ調べるのは手間も時間もかかります。そんな時こそ専門予備校であるメディクールをご活用ください。入試情報を大学別にまとめた入試資料集「国公立版・私立版」を無料で進呈いたします。(公式LINEからすぐゲットできます)

受験に関する疑問・質問・不安があれば一人で悩まず気軽に相談してくださいね。孤独な戦いといえる受験ではありますが、如何にして先生や友人、家族とチームを組めるか、塾や予備校にサポートしてもらえるかで結果は大きく変わってきます。一緒に頑張っていきましょう!

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