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獣医系大学紹介「東北編」

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獣医系大学紹介「東北編」

獣医系大学紹介「東北編」

2024/09/10

獣医系大学紹介

「東北編」

日本にある17大学の獣医学部を有する大学を地域ブロックに分けて紹介していきます。今回は「東北」編です。東北地方には国公立の「岩手大学(岩手県)」と私立の「北里大学(青森県)」が存在します。

 

岩手大学は東京農工大学と共同獣医学科として大学間共同教育システムを活用して幅広い知識を学ぶことができます。また、令和7年度4月より従来の農学部から改組して獣医学部として新たな歩みを進めていくことが発表されています。日本でも有数の畜産県でもある岩手県に位置していますので、やはり強みとしては産業動物臨床や家畜公衆衛生分野になってくると思います。

 

北里大学は新一万円札の肖像でも話題の北里柴三郎が開祖の大学です。1年次は神奈川県にある相模原キャンパスで他学部の学生とともに基礎的な学びに勤しみますが、2年次から青森県の十和田にある広大なキャンパスで獣医学科、動物資源科学科、生物環境科学科の3学科のみで動物生命科学を探求するべく日々学んでいくことになります。

東北地方の中核総合病院として機能する付属動物病院には国内唯一の核医学検査装置など最先端の設備が揃っており、敷地内に大動物診療センターや農場もあるなど幅広い分野を専門的に学べる環境が整っています。

 

さて、次は皆さんが最も気になるであろう「受験」についてお話していきましょう。

岩手大学の一般試験は前期試験のみ実施で共通テストに加えて、2次試験は数学(数ⅢCなし)と理科(生物・化学・物理から1科目選択)の2科目となります。その他、大学入学希望理由書が20点、調査書も総合判定の資料として活用されるようになっています。

共テ900点:個別試験420点と共通テストの配点が高く、個別試験の出題も比較的オーソドックスな出題ですので、共通テストの出来が合否を左右するとみてよいでしょう。

また、特徴的な試験として総合型選抜Ⅱがあります。この入試は国立の特別選抜としては異例の定員10名(一般枠8名、地域枠2名)という大型入試であり、現浪を問わず出願できる試験となります。選考内容は共通テストと個人面接です。後期試験を実施しない上に現役、浪人生問わず出願できるということで一定の受験者数が集まりますので、倍率も3.5倍前後と一般入試と変わらない状況となっています。面接は必要ですが、学力試験としては共通テストのみで戦うことができますので、マーク式解答が得意な受験生は検討してみるのもよいと思います。

 

 

次に北里大学ですが、一般入試の前期、後期、共通テスト利用入試、学校推薦型選抜とスタンダードな入試形態となっています。各科目の出題傾向としては難易度の高さより設問数の多さが目につくと思います。かなりタイトな出題がなされていますので、時間管理のトレーニングをしっかりと積んで挑むことが大切です。推薦入試は令和6年度から小論文に変更されます。以前は3教科の基礎学力テストで尚且つ記述式でしたので推薦入試としては難易度が高いものでしたが、どのように変化するか注目です。そして北里大学の特徴的な入試といえば学士編入試験です。募集人員は若干名で大きなチャンスとは言い難いものですが、こちらは合格すれば2年次編入ができる試験となっていますので、大きなメリットがある試験といえるでしょう。4年制大学を卒業して学位を取得している方で改めて獣医学部を目指されている方は要チェックです。

 

 

以上、今回は東北地方にある獣医系大学を紹介いたしました。大学の特徴や、試験のポイントなど一つひとつ調べるのは手間も時間もかかります。そんな時こそ専門予備校であるメディクールをご活用ください。入試情報を大学別にまとめた入試資料集「国公立版・私立版」を無料で進呈いたします。(公式LINEからすぐゲットできます)

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